日影沢のハナネコノメ、そして初めての小下沢林道
平成21年3月10日(火)
先週から一足早い菜種梅雨が続いている。3月2日は貴重な晴れ間になるだろうという天気予報である。この日はなんとしても散策に出かけたいと思った。1週間に1度しかチャンスがないとなると、欲張って二つのことを計画した。まず、日影沢のハナネコノメになんとしても会いにいかなければならない。makotoさんに詳しく場所を教えていただいたので、車を止めると木橋を目指してまっしぐら。
私とハッピーの前を二人の男性が、後ろに男性が一人来ている。どうやら目指すものは同じらしい。先に沢に下りた二人連れは「おお、咲いてる、咲いてる!」と歓声を上げている。私も、「ああ、やっと巡り会えたね」という思いでながめる。
小さいとは聞いていたが、あまりにも小さいので老眼鏡を取り出した。わあ、すごい!赤い葯と白い萼裂片のコントラストが美しい。赤い葯が長く伸びてかわいい。まるで造花のようだ。ハッピーは少し離れたところで心配そうに私を見ている。
先の二人連れに、「コチャルメルソウはどうですか、咲いていますか」とたずねると、あたりを見て、「まだのようですね。葉はたくさん出ていますね。これみんなコチャルメルソウの葉ですよ。花はまだ立ち上がっていませんね」と言っていた。
二人連れは去り、後から来た男性は三脚を立ててじっくり取り組んでいる。そっと声をかけてみた。「あのう・・・ハナネコノメではない小さな花が咲いているのですが・・・」その男性は「ああ、ユリワサビでしょう」と言って、そばまで行って、「やっぱりユリワサビですよ」と教えてくれた。
これがmakotoさんのブログで見たユリワサビ。ブログの世界でしか見たことのなかった花を、こうして実際に見た感激は大きい。
ハッピー、お待たせ。さあ、次は二つ目の目的地、小下沢だ!再び車に乗って小下沢梅林へ向かった。紅白の梅がにこやかに迎えてくれた。多くの人がカメラを向けていた。
さあ、行こう!初めての小下沢林道。平坦な道で歩きやすい。この道で何が見つけられるだろうか。歩き始めて間もなく、あ、スミレだ!
あちこちにスミレが姿を現している。スミレってこんなに小さかったかな、と小さな花の撮影が苦手な私は四苦八苦。makotoさんに種類の見分け方を何度も教えていただいているのになかなか分からない。
スミレを後にしてまた歩き続けると、きれいな青い玉。まるで宝石のよう。前に見たことがあるような気がするが、今の時期にこんな実が見れるとは・・・。あなたはいったい何という宝石?
宝石も後にして歩き続ける。一台の乗用車がそばに止まって、「向こうへ行けばユーターンする場所がありますか」ときく。私は「初めて来たので分からないのですよ」と言うと、私と同年配ぐらいの女性は「とにかく行ってみます」と前進して行った。勇気あるなあと、私とハッピーは車を見送る。
かなりの時間が経ってあの車が戻ってきた。「ゲートまで行ったけど方向転換、大変だったわ」と言っていた。でも無事に戻れてよかったと思った。
ゲートの横を通っていくと広場がある。ここがキャンプ場跡だなと思った。ワンちゃん連れの家族がお弁当を広げていた。いちごちゃんという名前で、朝7時からずっと一緒に歩いているのですよ、と言っていた。
もう一つゲートがあった。ゲートを越えてまっすぐ行くと関場峠へ行くようだ。
小さな木の橋があって、この橋を渡ると影信山へ行けるのだ。ああ、いつかこの小さなかわいい橋を渡って影信山へ行ってみたい!
影信山への思いをつのらせながら、もと来た道を戻った。ヤマルリソウもオニシバリもヤマトリカブトも見つけられなかった。今の私の腕じゃ、ま、こんなものかなと自分を納得させる。それにしてもハナネコノメはよかったなあ。でもちゃんと写真が撮れているかなあとずっと心配しながら歩いた。
旧甲州街道を車で通っていると、歩いている人がかなり多い。年配の人たちが多いのも驚き。ウィークデーだから若い人たちは仕事に出ているのだろう。
帰宅して写真をパソコンに映してみた。ああ、やっぱり思うようには撮れていない。どうもぼんやりして鮮明ではない。でも、パソコンの壁紙にしたら、画面が大きいので赤い葯も白い萼裂片もきれいに見える。
日影沢も小下沢も、これからまだまだいろんな花が姿を現すのだろう。想像しただけでワクワクしてくる。次はきっとコチャルメルソウを撮ろう。舌をかみそうな名前もすんなり言えるようになったのだし、あの魚の骨のようなユーモラスな花、本人は真剣に咲いているのだから、なおさら会ってみたい。ハナネコノメだってできればもう少し鮮明な写真を撮りたい。小仏城山まで行く宿題もまだ残っている。春の小仏川も歩いてみたい。楽しみだなあ。好天気を祈る。
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コメント
アルルスさん、コメントありがとうございます。日影沢や小下沢は花の宝庫です。小さい花も老眼鏡をかけて見れば、ほんとにかわいいです。写真の腕は今一つで、これが残念でたまりません。カメラのせいにしてしまいたくなります。カメラの買い替えを検討中です。良いカメラにすれば野鳥を撮るのも夢ではなくなるかもしれません。そうしたら野鳥のこと、いろいろ教えてくださいね。
投稿: ハッピーママ | 2009年3月12日 (木) 10時19分
ハナネコノメは、名前からして可愛いですね。宝石はリュウノヒゲなのですか。楽しい驚きを味わえますね。
いちごちゃんの姿も見られて嬉しいです。ハッピーちゃんも輝くような毛並みなのですね。これまた楽しみです。
投稿: アルルス | 2009年3月11日 (水) 22時43分
makotoさん、コメントありがとうございます。この前の日影沢のスミレはタチツボスミレで、小下沢のはアオイスミレですね。
実は、今日、日影沢へコチャメルソウに会いに行きました。9時頃から晴れるという予報だったので、一目会ったらすぐ帰るつもりで、ハッピーも家に残して出かけました。コチャメルソウはずいぶんたくさん見られてよかったのですが、写真がむずかしかったです。帰宅してパソコンで確かめたら、ピンボケしていないのは1枚だけでした。姿もいい方向から撮れていないので、この次また挑戦です。カメラを上のクラスのものにすると小さな花もうまく撮れるのでしょうか。それならカメラを換えようと思います。今のカメラは調子も悪く、モードの切り替えがうまくできないことがあります。
アズマイチゲは、makotoさんに教わったように、木橋に入りすぐ右手やキャンプ場へ行く途中にかなりたくさん見られましたが、残念ながら花は開かず、スズランを細長くしたような形で下を向いています。出会った人が、あと2時間もすれば開きますよ、と言っていましたが2時間も待てません。朝方まで雨が降り、ついさっきまで雲が空を覆っていたのですから、アズマイチゲさんもとまどっていますよね。無理せず良いお天気を待てばよかったのですが、明日の水曜日ははパソコン教室、木曜日は所用、金曜日はまた雨の予報、土・日は外出がむずかしいのです。ついあせってしまいました。本来はのんびり屋の私ですが・・・。
投稿: ハッピーママ | 2009年3月10日 (火) 14時31分
ハッピーママさん こんにちは
待ちに待った出会いでしたね。この時期はハナネコノメの撮影にくる人がとても多いです。少し離れた所からでも花の白さがわかるようになりました。また、コチャルメルソウの花茎が多く見られるようになりましたから、次回はきっと確認できると思います。アズマイチゲやキクザキイチゲもぜひ見てきてください。
右側のハッピ-ちゃんの顔は嬉しい笑顔に見えますね。
小下沢でのスミレは、アオイスミレです。ブルーの果実は、リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の種子です。2~3ミリの細い葉でしたね。去年の3/15には、エイザンスミレを観察していますので、今後がとても楽しみです。
投稿: makoto | 2009年3月10日 (火) 13時15分