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2009年3月

春を探しに片倉城跡公園へ

平成21年3月31日(火)

少し寒いけれどよく晴れた3月27日、ハッピーと一緒に片倉城跡公園へ春を探しに出かけた。どんな春が待ってくれているかなと楽しみにして出かけた。たくさんの人たちが来ていた。友だち同志で、あるいは観察会のグループで、あるいは一人で、あるいは私たちのように犬と二人連れで、とウィークデーにもかかわらずかなりの賑わいを見せていた。

入口近くでまず目に入ったのは黄色く輝く花。3月16日にも一度来ているが、その時より花の数がうんと増えている。

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この花はヒメリュウキンカ(姫立金花)かリュウキンカか、悩むところ。多くの人が立ち止まって眺めたりカメラを向けたりしている。こういう時は初めて会った人とも話を交わすことが多い。きれいですねえ、と声をかけ合っているうちに、一人の女性が、リュウキンカがピカピカ輝いてきれいですね、と言っている。私が、ヒメリュウキンカではないのですかと言うと、これはリュウキンカですよ、ヒメリュウキンカはヒメとつくくらいですからもっと小さいですよ、まちがいないです。と自信たっぷりに言っていた。

翌日、この前見た、たぶんヒメリュウキンカだと思われる花をもう一度南浅川へ見に行った。前より花の数は増えていた。片倉のと比べるとかなり小さい。日当たりは良いものの、土壌はあまりよくないと思われるし、それに盛りがすぎているのでよけいに小さいのかと思った。

近くにバイモが咲いていてこれにも人ざかり。なんていう花なの?と言っている人がいたので、バイモですよと教えてあげた。私も誰かに教えてあげられるようになってすごい!と自分に拍手。そばではニリンソウが花を閉じて静かにしていた。アズマイチゲは相変わらずきれいだ。少し閉じたところも奥ゆかしい。

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少し離れたところで、変わった花だなあ・・・という声がする。近づいて行った。一人が、「なんという花ですか」 そばにいた人はすかさず「ミミテンナンショウですよ」 私もすかさず「それも言うならミミガタテンナンショウでしょう」 「ああ、そうだった」 みんなで大笑い。私はmakotoさんのブログを見ていたのでこういうことが言えたのだと感謝。そしてミミガタテンナンショウの写真を撮った。柵の中で向こうむきに咲いているので後姿しか撮れなくて残念だけれど、ミミガタテンナンショウに間違いないと思う。城山湖とか、そういう所へ行かないと見られないと思っていたミミガタテンナンショウにここで会えるとはびっくり。そしてうれしかった。

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柵の中、ずっと向こうを指さして誰かが、ほら、イカリソウが咲いているよ、と言っている。うす紫色で、確かにイカリソウらしい。あまり遠すぎて写真は撮れなかった。柵の外にはキブシもあったが、背が高く、花が小さくて、これも写せなかった。

去年、ヤマブキソウを見に来たとき、水車小屋の近くでクレソンが一面に咲いていたのでそこへ行ってみた。まだ1か月も早いので咲いていたのは少しだった。

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近くの階段を上っていくと、去年ヤマブキソウが一面に咲いていた所に出た。

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ヤマブキソウはそろそろ咲こうかなと準備中。そばにはカタクリがたくさんあるが、どれも開いてjない。多くの人が見つめる中、カタクリは閉じたまま。まだ朝だし、今日は寒いからまだ眠っているのよ、という人がいたり、あと1週間後ぐらいがいいのかなという人もいる。私は寒いから閉じているのかと思った。

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帰宅してカタクリを調べてみると、“日があたり、気温が上昇すると開花する。開花には気温が17度以上が必要。日光があたるほど、花びらの反りが大きくなる。”と書かれている。この日は最高気温は11度だったので午前中はもっと低かったと思う。それで開花できなかったのだと思う。また、“花びらの付け根付近にはWに見える濃い紫色の模様があって実におしゃれ”と書かれている。こんなのを読むと見たくてたまらなくなる。1週間くらいしか咲いていないというから、また来年の楽しみにしよう。

上に行くと芝生が広がっている。本丸広場だ。それに続く二の丸広場もある。桜にはまだ早いのでここにはほとんど人はいなかった。犬を遊ばせている人がいた。この公園は犬連れの人が結構多いので、犬の匂いがあちこちにあるらしく、ハッピーはご機嫌だ。私もボールを持ってくればよかったなと思った。桜が咲けば素晴らしい光景になるだろう。ウグイスが上手に鳴いている。所々に鳥の巣箱がかけられている。静かでゆったりしている。

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下り坂になって、住吉神社のところにきた。

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住吉神社から下っていく途中、ヤマルリソウに出会った。見たい、見たいと思っていた花。これも小下沢や高尾まで行かないと見れないと思っていたのでうれしかった。思ったより小さいなと感じた。だからよけいにかわいい。

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16日に来た時、観察会の人が、神社の近くの道でカイコバイモが咲いていますよ、と教えてくれたが、見つけられなかった。今日も探したが見つけられなかった。でも、16日から10日ほどしか経っていないのに、たくさんの花たちが目覚めていて、元気を与えてくれた。来てよかったなあと思った。

この日、ここに来ようか、どうしようか、だいぶ迷った。カタクリのシーズンなので駐車場がいっぱいになってとめられないと困ると思ったからだ。16日の時でもやっと1~2台分空いているくらいだった。

前にアルルスさんからタクシーも工夫次第で乗れると教えていただいたので、行きつけのペット用品ショップでリュックタイプのバッグを見つけて購入していた。でも、ハッピーを外に出したあとの空っぽのバッグでも私にとっては重い。あきらめようと思って、部屋の隅の邪魔にならない、しかも普段あまり目にしないような所に置いておいた。それでしばらく忘れていた。

やっぱり片倉城跡公園に行きたくなって、方法を考えた。そうだ、やっぱりあのバッグを使おう。公園の入口近くに管理人室があるからそこで預かってもらおう、と考えついた。

タクシーを呼んだ。運転手さんが、「犬を連れてタクシーで遊びに行くのですか。贅沢ですねえ。」と言った。そう言われると思っていたので返事はちゃんと考えていた。「給付金の有効利用を考えたのですよ。」運転手さんは納得の様子。私自身、こういうことでタクシーを使うのは本意ではないので、給付金を活用するということで私自身も納得してのことだった。

管理人室でバッグも預かってもらえたし、私もハッピーも楽しく散策ができたし、帰りもタクシーは呼ぶとすぐに来てくれた。すべて計画通り・・・。ただ一つ、想定外のことが起きた。それは、帰りのタクシーの中でもおとなしくしていたハッピーが、家に着いてバッグから出された途端、なんともいえない、今まで聞いたことのないような声で鳴いたのだ。我慢していて、もう我慢しなくていいんだね、ホッとしたよ、という感じかなと思った。私も子どもの頃、こういうことがあって、母にすがりついてワーワー泣いていたことがあったような気がする。ハッピーを抱き寄せて、ごめん、ごめん、もう大丈夫だよと言った。

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帰りのタクシーの中でバッグから顔を出すハッピー。このとき何を考えていたのだろう。自由がきかず、じっと我慢していたんだね。

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小仏川 梅郷橋から上流へ

平成21年3月24日(火)

3月18日は4月下旬頃の陽気となった。朝、窓から明るい陽が差し込んで、心もワクワク、早く外へ飛び出したいのをじっと我慢。出発できる時刻がやってきて、ハッピーもウキウキ、しっぽ振りふりしながら車に乗り込んだ。

今日目指すところは小仏川。いつも上椚田橋から上流へ向かって歩き、梅郷橋まで来るとそこから先はなんとなく不安で、この橋を渡って旧甲州街道へ出ていた。今日は梅郷橋より上流へ川沿いを歩くことにした。

梅郷橋を過ぎて少し行くと高尾天満宮だ。ここにも梅林があって、梅まつりの頃は賑わいを見せていたことだろう。今はひっそりしている。

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さらに上流へ向かう。何か花は咲いていないかなと下ばかり見て歩く。白い小さい花がよく目につく。どれもみな同じ花かと思ったり、いや、違うのでは・・・と思ったり・・・。

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左はユリワサビだと思うが、右は、花はユリワサビに似ているが葉が違うように思う。

しばらく行くと、カタバミのような葉が随分たくさん見える。眺めていると、一人の男性が近づいてきて、カントウミヤマカタバミですよ、ほら、ここに一つ咲いていますよ、と教えてくれた。あ、そうか、これがカントウミヤマカタバミ。makotoさんのブログで見て、長い名前だなあと思って印象に残っていた。

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途中に標識があって、迷わずに進めた。

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この標識を過ぎたところで黄色い花に出会う。まあるくてかわいい花。でも名前が分からない。あなたはだあれ?

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帰宅してからこのかわいい黄色い花のことを私なりに調べてみた。そうしたら、葉がツルキンバイに似ている。同じバラ科のヤブヘビイチゴにも似ている。最初、この花を見たときはこういうまあるい花だと思っていた。後で開いていない状態だということに気づいた。自分の無知さにおかしくて笑ってしまった。

川に下りてみた。きれいな流れ。ハッピーは水浴びが好きでないので、暑いくらいの日だったのに水に入ろうとはしなかった。

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老人ホームの近くに来た。

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ここから旧甲州街道に出ることもできるし、蛇滝から高尾山へ行くこともできる。ホームの職員の人が外に出ていて、蛇滝まで普通に歩いて10分、ゆっくり歩いて20分と教えてくれた。蛇滝はあまり期待しないでねと付け加えた。ここまで来たのだから蛇滝まで行ってみることにした。

途中、川のそばで写真を撮っている人がいたので、何か花はありますかとたずねると、ニリンソウとハナネコノメですよと言っていた。私が上から写真を撮ろうとすると、そこからでは写らないでしょう、そこから下に降りれますよ、と言ってくれたが、急すぎてとても私には無理だ。上から撮った写真、かすかに写っていた。

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ずっと進むと、蛇滝らしき雰囲気がしてきた。

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道場の人がそばにいたので、滝は見れますかときくと、いいえ。写真は? いいえ。ホームの人が、期待しないでと言った意味が分かった。道場の人はそばの階段を指して、この階段から高尾山へ行けますよと教えてくれた。

ここから引き返すことにした。高尾山へ行く道が分かっただけでもよかった。老人ホームのところから旧甲州街道に出てバス通りを歩いた。

荒井バス停の近く、車を止めたところに戻ってきた。目の前にスミレがあちこちに咲いている。スミレの撮影はむずかしいと分かっていながら、スミレを見るとついカメラを向けたくなる。

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この標識の近くに車を止めた。目の前にスミレが・・・。

帰宅してスミレのことを少し調べてみた。このスミレは“アオイスミレ”ではないかと思う。makotoさんに教えていただいた“いがりまさし 撮れたてドットコム”によると、アオイスミレは距はぼってりしていて、葉は心形。葉は全体に毛が多いと書かれているが、毛のことはこの写真だけでは分からない。でもアオイスミレの特徴が出ているように思う。

カントウミヤマカタバミを教えてもらったとき、私には誰かそばにいて教えてくれる人がいないとだめだなあとつくずく思った。観察会らしきグループ、何組も出会った。みんなそれぞれメモを手にしていた。私も一度でもこういう観察会に参加するとだいぶ違ってくるのかなあと思った。

今日はのんびり歩いた。必ず○○まで行こう!とか、△△に挑戦だ!という気負いをもたずに、本来の私らしさで、行けるところまで行って様子を見て戻ればよいという気持ちで歩き始めたので 心が軽かった。早春の陽をいっぱい浴びて、ハッピーのうれしそうな様子を見ながら歩くのは本当に楽しい。

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長房団地から廿里まちの広場へ

平成21年3月17日(火)

3月7日(土)は、南浅川に並行して通る長房団地のバス通りを通って多摩御陵方面へ出かけた。

朝暗いうちの出発なので、川沿いの道をやめて甲州街道を西へ向かった。長房団地入口の信号を右折すると東横山橋に出る。この橋を渡って北へ進むと富士森高校、隣に長房小学校がある。その角を左に曲がると長房団地に入る。広い通りをバスが走っている。団地に入ってすぐ、右側に児童館があり、その裏に船田遺跡がある。昭和初期に発掘調査が行われ、縄文から平安にかけての住居跡300件余りが発見され、史跡に指定された。と言っても、今は広場として保存され、石碑が建つだけとなっている。

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児童館裏の石碑の建つ広場は、朝早かったので人影もなくひっそりしていた。私は初めてここを訪れたのだが、ワンちゃんのボール遊びに良さそうな場所だ。以前は休日の時間のゆとりのある日の散歩には必ずボールを持って出かけていた。スーパーボールはよく弾むし、ハッピーの小さな口にぴったりの大きさなので、投げてやると喜んで走って取りに行く。ボールが草むらに落ちると見失ってしまってそのまま見つからないこともたびたびあった。最近は適当な遊び場所のあるところを通らなくなったのでやめていたが、ここならできそうだ。

都営長房団地は近年になって建て替えが行われ、バス通りには高層住宅が並んでいる。

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先日の広報「はちおうじ」によると、このあたり一帯は戦時中、東京陸軍幼年学校があったそうだ。昭和20年8月2日の八王子空襲によりわずか1年半という短い歴史を閉じた。戦後、敷地は地元に返還され、農地として使われたが、その後都営住宅として生まれ変わった。

幼年学校は13.4歳の少年が陸軍の将校を目指して学ぶ学校。13.4歳といえば今でいえば中学生の年代。まだ子どもの部分をいっぱい残した若者が、大きな夢をもってこの地へ来て、どんな思いをしていたのか、想像できるようで、きっと想像もつかないようなことが、世の中にも、少年たちの心の中にも起こっていたのだろう・・・ こんなことを考えながら西へ西へと歩くと、多摩御陵のケヤキ並木に出る。向こうには陵南公園の球場のライトが見える。

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ケヤキ並木のつきあたりが多摩御陵入口。その手前あたりに大きなセビの木がある。綾南公園の中にも御陵の沿道にもアセビがたくさん植えられているが、これほど大きくない。

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御陵の前に交番がある。パトカーが止まっていなかったら交番とは分からないようなしゃれた建物だ。

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 多摩御陵入口           交番

交番の角を左に曲がると、去年整備されたばかりの坂道を下って南浅川に出る。私はこの坂を“見晴らし坂”と呼んで、大好きな道である。

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この坂を下りきったところに古道橋があるが渡らずに川に沿って上流に向かうと廿里まちの広場がある。

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まちの広場へ向かう川沿いの道もなかなか良い。

この広場にはいくつかの種類のサクラがあって、それぞれに名札が付けられている。種類は、染井吉野の他におもい川陽光関山(かんざん)、それに河津桜がある。河津桜は小さい木だがが満開手前のちょうど見ごろだった。他の種類はまだ蕾も固く、これからだ。

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公園の向こうに陵南大橋が見える。

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この橋を渡ると南浅川の右岸が歩ける。古道橋まで来ると今度はこの橋を渡る。

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渡ってすぐ右に陵南公園の外を歩く道がある。桜の枝が川の方へのび、枝の下をくぐるようにして歩く。向こうに南浅川橋が見えて、桜の咲く時期にはここから写真を撮る人が多い。

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南浅川橋に出るとそのまま南浅川に沿って下流に向かった。

P1060568 陵東橋付近

この橋の付近は梅がきれいに咲いていたがそろそろ終わりだ。梅の実がたくさんなる木があって、その頃になると「とらないでください。みんなでとる日をお知らせします」と注意書きが去年は出されていた。梅の花の次は桜だ。模擬店が並んでにぎやかになる。それが終わると、この橋を中心に、上流、下流に1,000本ものこいのぼりがなびく。正式な名称は「長房ふれあい端午まつり」。

今日は土曜日だから、このあたりでアルルスさんとレイちゃんに出会わないかなあと思ってあたりを見回すも、柴犬ちゃんは見当たらない。朝8時だ。ちょっと早いかな。私にとってはいつもより1時間遅いが、休日の朝遠くから出かけてくる人にとっては8時はちょっと早いかなあと思った。

沿道の住宅の木や花を眺めながら歩くのも楽しい。ツバキチンチョウアセビがよく植えられている。ミツマタサンシュユも時々見られる。ウメもまだよく咲いている。

野の花たちはまだ春を感じないのか、おやすみしているようだ。オオイヌノフグリヒメオドリコソウホトケノザ(サンガイグサ)が元気だ。特にサンガイグサはヒメオドリコソウの渋い色に比べて華やかな赤紫色でよく目立つ。

そんな中で黄色い花が目に飛び込んできた。自生ではなくたぶん誰かが植えたものだと思われる。数本見られた。見たことのあるような花、葉っぱもよく見る形だが、何という花だろう。クエスチョンマークのままになっている。

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今日はいつも通り、朝5時過ぎに家を出た。その頃はまだ真っ暗だが、6時頃には明るくなってくる。写真を撮るにはもう少し明るさがほしいところだ。これからの季節は夜明けがだんだん早くなるので、花も見つけやすいし、写真も撮りやすいと思うので楽しみだ。

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日影沢のハナネコノメ、そして初めての小下沢林道

平成21年3月10日(火)

先週から一足早い菜種梅雨が続いている。3月2日は貴重な晴れ間になるだろうという天気予報である。この日はなんとしても散策に出かけたいと思った。1週間に1度しかチャンスがないとなると、欲張って二つのことを計画した。まず、日影沢のハナネコノメになんとしても会いにいかなければならない。makotoさんに詳しく場所を教えていただいたので、車を止めると木橋を目指してまっしぐら。

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私とハッピーの前を二人の男性が、後ろに男性が一人来ている。どうやら目指すものは同じらしい。先に沢に下りた二人連れは「おお、咲いてる、咲いてる!」と歓声を上げている。私も、「ああ、やっと巡り会えたね」という思いでながめる。

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小さいとは聞いていたが、あまりにも小さいので老眼鏡を取り出した。わあ、すごい!赤い葯と白い萼裂片のコントラストが美しい。赤い葯が長く伸びてかわいい。まるで造花のようだ。ハッピーは少し離れたところで心配そうに私を見ている。

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先の二人連れに、「コチャルメルソウはどうですか、咲いていますか」とたずねると、あたりを見て、「まだのようですね。葉はたくさん出ていますね。これみんなコチャルメルソウの葉ですよ。花はまだ立ち上がっていませんね」と言っていた。

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二人連れは去り、後から来た男性は三脚を立ててじっくり取り組んでいる。そっと声をかけてみた。「あのう・・・ハナネコノメではない小さな花が咲いているのですが・・・」その男性は「ああ、ユリワサビでしょう」と言って、そばまで行って、「やっぱりユリワサビですよ」と教えてくれた。

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これがmakotoさんのブログで見たユリワサビ。ブログの世界でしか見たことのなかった花を、こうして実際に見た感激は大きい。

ハッピー、お待たせ。さあ、次は二つ目の目的地、小下沢だ!再び車に乗って小下沢梅林へ向かった。紅白の梅がにこやかに迎えてくれた。多くの人がカメラを向けていた。

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さあ、行こう!初めての小下沢林道。平坦な道で歩きやすい。この道で何が見つけられるだろうか。歩き始めて間もなく、あ、スミレだ!

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あちこちにスミレが姿を現している。スミレってこんなに小さかったかな、と小さな花の撮影が苦手な私は四苦八苦。makotoさんに種類の見分け方を何度も教えていただいているのになかなか分からない。

スミレを後にしてまた歩き続けると、きれいな青い玉。まるで宝石のよう。前に見たことがあるような気がするが、今の時期にこんな実が見れるとは・・・。あなたはいったい何という宝石?

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宝石も後にして歩き続ける。一台の乗用車がそばに止まって、「向こうへ行けばユーターンする場所がありますか」ときく。私は「初めて来たので分からないのですよ」と言うと、私と同年配ぐらいの女性は「とにかく行ってみます」と前進して行った。勇気あるなあと、私とハッピーは車を見送る。

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かなりの時間が経ってあの車が戻ってきた。「ゲートまで行ったけど方向転換、大変だったわ」と言っていた。でも無事に戻れてよかったと思った。

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ゲートの横を通っていくと広場がある。ここがキャンプ場跡だなと思った。ワンちゃん連れの家族がお弁当を広げていた。いちごちゃんという名前で、朝7時からずっと一緒に歩いているのですよ、と言っていた。

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もう一つゲートがあった。ゲートを越えてまっすぐ行くと関場峠へ行くようだ。

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小さな木の橋があって、この橋を渡ると影信山へ行けるのだ。ああ、いつかこの小さなかわいい橋を渡って影信山へ行ってみたい!

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影信山への思いをつのらせながら、もと来た道を戻った。ヤマルリソウもオニシバリもヤマトリカブトも見つけられなかった。今の私の腕じゃ、ま、こんなものかなと自分を納得させる。それにしてもハナネコノメはよかったなあ。でもちゃんと写真が撮れているかなあとずっと心配しながら歩いた。

旧甲州街道を車で通っていると、歩いている人がかなり多い。年配の人たちが多いのも驚き。ウィークデーだから若い人たちは仕事に出ているのだろう。

帰宅して写真をパソコンに映してみた。ああ、やっぱり思うようには撮れていない。どうもぼんやりして鮮明ではない。でも、パソコンの壁紙にしたら、画面が大きいので赤い葯も白い萼裂片もきれいに見える。

日影沢も小下沢も、これからまだまだいろんな花が姿を現すのだろう。想像しただけでワクワクしてくる。次はきっとコチャルメルソウを撮ろう。舌をかみそうな名前もすんなり言えるようになったのだし、あの魚の骨のようなユーモラスな花、本人は真剣に咲いているのだから、なおさら会ってみたい。ハナネコノメだってできればもう少し鮮明な写真を撮りたい。小仏城山まで行く宿題もまだ残っている。春の小仏川も歩いてみたい。楽しみだなあ。好天気を祈る。

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旧陣馬街道から心源院へ

平成21年3月3日(火)

先月13日、久し振りに旧陣馬街道を歩いた。現陣馬街道に“切通し”というバス停がある。場所は陵北大橋の少し手前(八王子市街からみて)。ここが旧陣馬街道の入口になる。入口にはお地蔵さまがあり、そばの石段を上ったところに日枝神社がある。

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この旧道は「切通し」の言葉の通り、山を切り開いて通した道なので、うっそうとした木々が立ち並ぶ。今の季節は緑も少なめだが、春から夏にかけては空も埋まるほど木々が茂り、葉の隙間から陽の光が差し込んでくる。夏から秋にかけてヤブマメ、ミズヒキ、ママコノシリヌグイなどが見られた。

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一番右の写真は、現陣馬街道から切通しの旧道を見たところ。

道端には石仏や石塔などがある。中村雨紅はこの道を歩きながら「夕やけ小やけ」の童謡を作ったと聞いたことがある。

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木のトンネルを過ぎると畑や住宅が建ち並び、明るく開けた風景も見られるようになる。

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恩方市民センターの近くに大きなエノキがあり、その足下には夕やけ小やけ歌詞の道の碑や庚申塔などがある。

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エノキの向かい側には六地蔵(別に一体あり、合わせて七地蔵)がある。

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このあたりで旧陣馬街道は途切れてしまう。住宅地ができたためだろうか。少し先にまた現れるそうだが、私とハッピーは市民センターから現陣馬街道に出ることにした。ここから心源院へ向かう。ここまでの旧道はいままでもよく通っていた道だが、ここから先は初めて。

陣馬街道を西へ進み、恩方郵便局の前を通って川原宿の交差点で左折し、小田野トンネルの手前で右折する。郵便局の前を通ったあたりからどう行けばいいのか不安だったので、コンビニで道をたずね、近道もあるけれどややこしいからと言って、この大きな道を教えてくれた。小田野トンネル手前を右折すると細い道が続き、心源院の名前が見えてくる。このお寺で、武田信玄の六女松姫が出家したそうだ。境内入口に八王子千人同心の小谷田子寅の碑が立っている。

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梵鐘が見えてきた。これは昭和59年に作り直されたもので、中村雨紅直筆の歌詞が彫られている。夕方5時になると自動的に鐘突が動いて鐘を鳴らすのだそうだ。自動鐘突機は全国の寺院のうち1600か所で使われているそうだ。

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総門は四脚門といって大変珍しいそうだ。

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そばにはしだれ桜が自信たっぷりの姿で立っている。そのうち見事に装って訪れる人たちを迎えてくれることだろう。今日こうしてこのお寺を訪れようと思った理由の一つは、ここのしだれ桜が見事だという記事をブログで見たからだ。いわば下見のため。咲く時期になったらまた来ようと思う。

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今日は久しぶりによく歩いたなあと思って歩数計を見ると、27,032歩で、距離は14.86㎞。歩きやすい道ばかりなので楽だった。心源院の近くには、浄福寺、皎月院があって、ここもしだれ桜が有名。しだれ桜めぐりもいいなあ。

ハッピーは疲れ知らず。こんなに歩いた後でもクンクンにおいかぎをしながらどんどん私より先を歩く。車の通る道になると、大好きな車やバイクを追いかける。宅配便の車や郵便配達のバイクが好き。中でもヤクルトのバイクは大好きで、どんなに遠くでも見つけて走り出す。手を抜くとか、今日は面倒だからやめておこうというところがなく、いつも一心不乱のところ、私は好きだ。

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