春を探しに片倉城跡公園へ
少し寒いけれどよく晴れた3月27日、ハッピーと一緒に片倉城跡公園へ春を探しに出かけた。どんな春が待ってくれているかなと楽しみにして出かけた。たくさんの人たちが来ていた。友だち同志で、あるいは観察会のグループで、あるいは一人で、あるいは私たちのように犬と二人連れで、とウィークデーにもかかわらずかなりの賑わいを見せていた。
入口近くでまず目に入ったのは黄色く輝く花。3月16日にも一度来ているが、その時より花の数がうんと増えている。
この花はヒメリュウキンカ(姫立金花)かリュウキンカか、悩むところ。多くの人が立ち止まって眺めたりカメラを向けたりしている。こういう時は初めて会った人とも話を交わすことが多い。きれいですねえ、と声をかけ合っているうちに、一人の女性が、リュウキンカがピカピカ輝いてきれいですね、と言っている。私が、ヒメリュウキンカではないのですかと言うと、これはリュウキンカですよ、ヒメリュウキンカはヒメとつくくらいですからもっと小さいですよ、まちがいないです。と自信たっぷりに言っていた。
翌日、この前見た、たぶんヒメリュウキンカだと思われる花をもう一度南浅川へ見に行った。前より花の数は増えていた。片倉のと比べるとかなり小さい。日当たりは良いものの、土壌はあまりよくないと思われるし、それに盛りがすぎているのでよけいに小さいのかと思った。
近くにバイモが咲いていてこれにも人ざかり。なんていう花なの?と言っている人がいたので、バイモですよと教えてあげた。私も誰かに教えてあげられるようになってすごい!と自分に拍手。そばではニリンソウが花を閉じて静かにしていた。アズマイチゲは相変わらずきれいだ。少し閉じたところも奥ゆかしい。
少し離れたところで、変わった花だなあ・・・という声がする。近づいて行った。一人が、「なんという花ですか」 そばにいた人はすかさず「ミミナシテンナンショウですよ」 私もすかさず「それも言うならミミガタテンナンショウでしょう」 「ああ、そうだった」 みんなで大笑い。私はmakotoさんのブログを見ていたのでこういうことが言えたのだと感謝。そしてミミガタテンナンショウの写真を撮った。柵の中で向こうむきに咲いているので後姿しか撮れなくて残念だけれど、ミミガタテンナンショウに間違いないと思う。城山湖とか、そういう所へ行かないと見られないと思っていたミミガタテンナンショウにここで会えるとはびっくり。そしてうれしかった。
柵の中、ずっと向こうを指さして誰かが、ほら、イカリソウが咲いているよ、と言っている。うす紫色で、確かにイカリソウらしい。あまり遠すぎて写真は撮れなかった。柵の外にはキブシもあったが、背が高く、花が小さくて、これも写せなかった。
去年、ヤマブキソウを見に来たとき、水車小屋の近くでクレソンが一面に咲いていたのでそこへ行ってみた。まだ1か月も早いので咲いていたのは少しだった。
近くの階段を上っていくと、去年ヤマブキソウが一面に咲いていた所に出た。
ヤマブキソウはそろそろ咲こうかなと準備中。そばにはカタクリがたくさんあるが、どれも開いてjない。多くの人が見つめる中、カタクリは閉じたまま。まだ朝だし、今日は寒いからまだ眠っているのよ、という人がいたり、あと1週間後ぐらいがいいのかなという人もいる。私は寒いから閉じているのかと思った。
帰宅してカタクリを調べてみると、“日があたり、気温が上昇すると開花する。開花には気温が17度以上が必要。日光があたるほど、花びらの反りが大きくなる。”と書かれている。この日は最高気温は11度だったので午前中はもっと低かったと思う。それで開花できなかったのだと思う。また、“花びらの付け根付近にはWに見える濃い紫色の模様があって実におしゃれ”と書かれている。こんなのを読むと見たくてたまらなくなる。1週間くらいしか咲いていないというから、また来年の楽しみにしよう。
上に行くと芝生が広がっている。本丸広場だ。それに続く二の丸広場もある。桜にはまだ早いのでここにはほとんど人はいなかった。犬を遊ばせている人がいた。この公園は犬連れの人が結構多いので、犬の匂いがあちこちにあるらしく、ハッピーはご機嫌だ。私もボールを持ってくればよかったなと思った。桜が咲けば素晴らしい光景になるだろう。ウグイスが上手に鳴いている。所々に鳥の巣箱がかけられている。静かでゆったりしている。
下り坂になって、住吉神社のところにきた。
住吉神社から下っていく途中、ヤマルリソウに出会った。見たい、見たいと思っていた花。これも小下沢や高尾まで行かないと見れないと思っていたのでうれしかった。思ったより小さいなと感じた。だからよけいにかわいい。
16日に来た時、観察会の人が、神社の近くの道でカイコバイモが咲いていますよ、と教えてくれたが、見つけられなかった。今日も探したが見つけられなかった。でも、16日から10日ほどしか経っていないのに、たくさんの花たちが目覚めていて、元気を与えてくれた。来てよかったなあと思った。
この日、ここに来ようか、どうしようか、だいぶ迷った。カタクリのシーズンなので駐車場がいっぱいになってとめられないと困ると思ったからだ。16日の時でもやっと1~2台分空いているくらいだった。
前にアルルスさんからタクシーも工夫次第で乗れると教えていただいたので、行きつけのペット用品ショップでリュックタイプのバッグを見つけて購入していた。でも、ハッピーを外に出したあとの空っぽのバッグでも私にとっては重い。あきらめようと思って、部屋の隅の邪魔にならない、しかも普段あまり目にしないような所に置いておいた。それでしばらく忘れていた。
やっぱり片倉城跡公園に行きたくなって、方法を考えた。そうだ、やっぱりあのバッグを使おう。公園の入口近くに管理人室があるからそこで預かってもらおう、と考えついた。
タクシーを呼んだ。運転手さんが、「犬を連れてタクシーで遊びに行くのですか。贅沢ですねえ。」と言った。そう言われると思っていたので返事はちゃんと考えていた。「給付金の有効利用を考えたのですよ。」運転手さんは納得の様子。私自身、こういうことでタクシーを使うのは本意ではないので、給付金を活用するということで私自身も納得してのことだった。
管理人室でバッグも預かってもらえたし、私もハッピーも楽しく散策ができたし、帰りもタクシーは呼ぶとすぐに来てくれた。すべて計画通り・・・。ただ一つ、想定外のことが起きた。それは、帰りのタクシーの中でもおとなしくしていたハッピーが、家に着いてバッグから出された途端、なんともいえない、今まで聞いたことのないような声で鳴いたのだ。我慢していて、もう我慢しなくていいんだね、ホッとしたよ、という感じかなと思った。私も子どもの頃、こういうことがあって、母にすがりついてワーワー泣いていたことがあったような気がする。ハッピーを抱き寄せて、ごめん、ごめん、もう大丈夫だよと言った。
帰りのタクシーの中でバッグから顔を出すハッピー。このとき何を考えていたのだろう。自由がきかず、じっと我慢していたんだね。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜










































































































最近のコメント