北浅川から山入川へ
平成20年11月25日(火)
北浅川のみんなの橋(地元の人は大幡橋と呼んでいるようだが)が、8月末に大雨で流され、その後天候が定まらず、水量も安定して少なくならなかったので、なかなか架けられなかったが、11月2日に大幡町内会の皆さんのご尽力で架けられた。この橋のおかげで山入川へ楽に行ける。この橋がないとずっと向こうの陵北大橋を渡ることになる。
みんなが待っていたみんなの橋。赤い橋はみんなの橋の上から見た陵北大橋。
みんなの橋をわたり、左に折れて少し行くと陵北大橋の下に出る。そのちょっと手前あたりに山入川が流れ込んでいる。
山入川の入り口で、キササゲの木とクヌギの木が出迎えてくれる。クヌギの木の下で、童心にかえってよくドングリを拾ったものだ。
左がキササゲ。右がクヌギ。
キササゲにはちょっとした思い入れがある。真夏の頃、青々した大きな葉っぱに緑色の長い実がぶら下がっていた。何だろなと思いながらいつも眺めていた。秋になると葉っぱも実も茶色になり、まるで枯れ葉と枯れた実がぶら下がっているように見えた。何も知らない私は枯れてしまったのだと思い、ちょっと心を痛めていた。やがて春が来て、枯れたと思っていた木に緑がよみがえった。ますますこの木が不思議に思えて、登録したばかりの“はなせんせ”に初めての投稿をした。すぐにきっちさんという方が「ノウゼンカズラ科、キササゲで検索してみてくださいね。」と教えてくださった。この短い言葉に私はどれだけの温かさを感じたことか。でも私にはお礼のコメントの書き方が分からず、時が過ぎてしまった。今ではコメントの書き方も分かったし、きっちさんとも交信しているが、キササゲのお礼がいまだに言えないでいるが、私の心の中にはほんわかしたぬくもりが残っている。
左は去年の8月27日に写したもの。右は同じく去年の11月12日に写したもの。
クヌギやキササゲのことを思い出しながら山入川を上流に向かって歩く。山入川は、片側に雑木林を残し、その雑木林と川の間に小道があって、散歩道としてはとても心地よい。舗装はされていないし、道には木の根っこが張り出し、石ころがごろごろ、落ち葉がたっぷり。この道を好んで歩いている人も多い。この環境を残しいてほしいと、一人でもがんばろうと訴えている人もいる。
左は山入川の小道。右は「この貴重な自然を残していきましょう」と訴えるポスター。エナガの巣立ちの写真が添えられているが、その前はカワセミの飛び立つ瞬間の写真だった。
そんな山入川をさらに上流に進むと紙谷橋に出る。次が美紙橋だがこの橋は約1年前から新しく架け替え中で11月30日が開通式。山入川はずっと続くが川沿いの道はこの美紙橋でおしまい。
さて、紙谷橋を渡って川から離れて住宅の道を通っていくと元木橋に出る。この橋は北浅川に架かる橋で陵北大橋の上流になる。この元木橋を渡ってすぐのところを右に折れると小田野中央公園がある。この公園には、近くの元木小学校の児童の考案で作られた日時計がある。楕円形の盤の上に立ち、影で時刻を知るというもの。大きくずれないで時刻が示された。
ハッピーが立っているのが時計盤。右は写真を撮っている私の影が午前10時過ぎを示している。
今日(11月14日のこと)は9時少し前に出発してもう10時過ぎだからそろそろ帰らなくっちゃ。茜橋までまわって紙谷橋に出たいところだが、お昼までに帰らないといけないので、また元木橋を渡って来た道を帰ることにした。
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トウネズミモチの話 ![]()
トウネズミモチの木に出会ったのは北浅川でも山入川でもない。南浅川である。キササゲのことを書いたら、トウネズミモチのことをどうしても書きたくなった。キササゲが“はなせんせ”に教わってすぐ解決してとてもうれしかったことに対し、トウネズミモチは教わらずに解決できたのである。
南浅川の横川橋のたもとに大きな木がある。橋の下に根を下ろし、橋の欄干のずっと上まで伸びているからかなり大きい。何の木だろうなと、そこを通る度に思っていた。やがて白い花が木いっぱいに咲いた。ますます木の名前を知りたくなったが、なんとなく はなせんせ に投稿するチャンスを逸した。そうしたらその白い花はまん丸い白い実となってたわわに実った。花の時に はなせんせ に聞いておけばよかったと思いながら、この時点でも投稿できなかった。いつの間にかこの白い実は黒紫色の実にに変わった。この黒っぽい丸い実を見つめていると、何か思い出した。ネズミの・・・フン・・・いやいや確かネズミモチ!あ、ネズミモチだ!とひらめいた。早速ネットで検索。やはりネズミモチ。ネズミモチはネズミモチでもトウネズミモチ。唐から渡ってきたので“トウ”がつく。実がネズミの糞に似ていて、木がモチノキに似ているのでネズミモチ。
トウネズミモチの白い花。7月19日 撮影
白い実は11月2日 撮影.。 黒い実は11月15日撮影。
トウネズミモチとネズミモチの見分け方は、トウネズミモチの方が全体に大きく、実の形もまん丸に近い。(ネズミモチは細長い) 決定的な違いは、トウネズミモチの葉は透けて見えて、葉柄に赤味がある。
左はネズミモチ。実が細長い。去年の12月22日に撮影したもの。今年はまだ実が見られない。右はトウネズミモチの葉。透けて見える。
間違いなく私の出会ったのはトウネズミモチだ
自分で調べてここまで確信がもてたことなんて今まであまりない。こうして時期が来て自然に解決できることもあることが分かり、やっぱりのんびりスローライフっていいものだとあらためて思う。
今回のように偶然に解決の糸口が見えて来るのを待つのもいいが、積極的に調べることもおろそかにしてはいけない。勿論 はなせんせ に聞くのも時にはいいことだ。自分で調べてみようともせずに何でも はなせんせ に頼ってしまおうとする自分を戒めながら、ちょっと心が豊かになった気分。
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ハッピー話
は今回はお休み。次回からまたたっぷりと。![]()
年賀状用の写真を20枚近く撮られて、もう疲れたよ~(@Д@;とぐったりするハッピー。
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コメント
makotoさんコメントありがとうございます。自然と人工というか文化というか、そういうものの調和って、むずかしいですね。山入川へ行くまでの道も実は去年舗装されたのです。それまでは草がいっぱい、雨のあと、雪のあとは歩くのが大変でした。そんな道でも舗装の予告の立て看板を見て、がっかりしたものです。でも出来上がってみると、舗装道の両側には草が残され、ハッピーはその草の上を歩き、私はコンクリートの上を歩き、なかなか快適です。この道路舗装は、そのことによって大きく自然が壊されたり美観が損なわれたわけではないのでよかったと思います。
分からない草木の名前の調べ方は、パソコンの普及により様変わりしてきたなあと思います。以前なら図鑑に頼るのが普通だったと思うのですが、今では、私にとってはmakotoさんのブログが図鑑変わりになっていたり、ネットで調べたりできます。この間、小仏川へ行く途中の住宅で、私の知らない花を二つ見つけ、ネットで解決しました。黄色い花だったので、そのものずばり「黄色い花」で検索し、アブチロンだということが分かりました。もう一つは、「白い縁取りの葉の植物」で検索してイソギクだということが分かりました。こんなキーワードで調べられるのもネットの特徴かなと思います。名前さえ分かれば詳しいことが調べられます。はなせんせ も名前を知る手段としては優れものですよね。
投稿: ハッピーママ | 2008年11月26日 (水) 14時48分
こんにちは
みんなの橋を町内会で造るというのは、大変な事だったでしょう。市政が加入しないのは、何か訳があるのでしょうね。いずれにしても架橋によって生活し易くなるのはよいことですね。
キササゲの淡いしわしわの花や特徴ある形の果実を見つけると、どうしても名前を知りたくなりますね。私が初めて見たのは、小石川植物園でした。その後暫く忘れていましたが、小仏川で見て思い出しました。そのほか多摩川や由木地区でも見かけました。
山入川沿いの小道はいつまでも残したいものです。自然を残した素敵な散歩道ですね。
トウネズミモチとネズミモチの違いが、とてもよく分かりました。葉を透かして見るというのは、他種ではあまりない珍しい比べ方ですね。
投稿: makoto | 2008年11月26日 (水) 12時41分